改変コピペ

キングカズの伝説より


サイン

 俺はガッタス合宿に参加するツジと里田を激励しようと、メンバーの到着を待ちわびていたんだ。そうこうするうちに選手達を乗せたバスが駐車場に到着して、選手達がグラウンドへ向けて歩いてきたんだ。そうこうするうちに、みうなやあさみなんかの今となっては地味なメンバー達(ファンの人、ゴメンねw)に混じって、明らかにオーラが出てる選手が二人、こっちへ歩いてきたんだ。 それが吉澤と藤本だった。二人で並んで歩いて来た。仲良かったんだろうな。

 俺、ミーハーみたいに凄ぇって思ったよw

 俺は目の前まで歩いて来た吉澤と藤本に 「サイン頂けますか?」と訊ねたんだ。

 すると吉澤はにっこり微笑んで 「もちろん」 と答えてくれた。

 そうしたら藤本は俺を無視してスタスタ歩いて行こうとしたんだ。 そうしたら今までニコニコ微笑んでいた吉澤が急に険しい顔になって「おい!ミキ!!」 って藤本を呼び止めたんだ。

 びっくりして振り返る藤本に吉澤は 「おめぇ、プロだろ?」 って語りかけたんだ。 そうしたら、藤本、こっちへ戻ってきてサインしてくれたよ。

 そん時の吉澤、おしっこちびるくらい格好良かったよ。

昔妹と吉澤にファンレター書いたとき

妹には「夢諦めずに歌手になれ」って返事がきた
ああみんな同じようなこと書いてんだろな、って思ったら
俺のには「好きな子にアタックしろよ、ウジウジしても何も始まらないぞ」って書いてあった

ちゃんとファンレター読んでくれてたんだって嬉しかった

フジモンは神だと思っている。

 3年ほど前の正月休みに両親と北海道の真ん中らへんの藤本実家(焼肉屋)に 食べに行った時の話。 両親と3人で鉄板を囲んで食事をしているといきなりフジモンが玄関から入ってきた。焼肉屋に似合わない派手ないでたちで。

 藤本が「私いつもの〜」と言って二階へ上がろうとすると、 店内にいた高校生集団が「ミキティ!」「ミキティオシオキキボンヌ!」などと騒ぎ出し、藤本が戻ってきてくれて即席サイン会になった。 店内に13、4人ほど居合わせた客全員に店内にあった色紙を使い サインをしてくれた。 高校生達がミキティの母校のサッカー部だとわかったフジモンは いい笑顔でカズダンスを踊ってくれた。 そしてフジモンは「またね〜」と二階に上がっていき、店内は静かになった。

 私と両親はフジモンの気さくさとかっこよさに興奮しつつ食事を終え、会計を済ませようとレジに向かうと、店員さんが階段の上を指差しながら 「今日のお客さんの分は出してくれましたから。また来てくださいね」と。

 あれには本当にびっくりした。