どうでも良くない話(上のテレビ)

心から感動しました。

若い人には分かりにくい点を書きますが、他の人と一緒に組織的に共同作業(働くとき)をするときに、時として、なぜか分からないけど、その人と一緒にいると、なんだかもっとがんばりたくなる人と出会うことがあります。


このMITの先生は、そんな感じの人に見受けました。相手に対して愛情があり、その上で、議論を交わす。この世界には、自分の考えの方が素晴らしいことを証明する(打ち負かす)ことに力点を置いて議論をする人が多かったりしますが、世の中にインパクトを与えるために、どうすればよいかを引き出すために議論をしている。そんな人と一緒に仕事をするのは苦しいけど、めちゃくちゃ楽しいです。


オイラの、昔話をすると、以前コンサルティング会社で働いていて、あるプロジェクトで3人でした。自分が一番最年少だったんですが、クライアントと会議をしていて、思いっきり突っ込んでくる、お客さんで、しかもガンガンに自分の意見を試す感じ。そのソリューションに関しては、日本でまだ事例がなく、夜中にソリューションとして成り立つか、試行錯誤でチェックして、次の日の昼の会議に挑む毎日が続いていました。ただ、そんなちっぽけな苦労ではどうすることもできなく、かつボスの2人の人は、そういったことをしないで、どうにか逃げようとしているのを見透かされて、チェンジされてしまった。そして、この契約はなかったことにするかどうかの議論がなされていた。そこで、新しくボスが来たんですが、このボスは本当にミラクルな人で、5つのプロジェクトを抱えていて、一日一つのお客さんを回る強靭な人だった。結局、この人のおかげで、プロジェクトはまとまり、あれほど嫌味やどなり散らしていたのがうそのように、そのリーダーが来るのを待ちわびていた。この人と一緒にいると周りの人が元気をもらえて、なぜかがんばりたくなる。そんな人だ。その人は一番がんばっているし。


こういった人生には素敵な出会いがあり、こういった人にめぐり合えるのは本当に素晴らしいことで、かつ、このような人に一歩でも近づきたいと思った。将来は自分もやる気を与えられる人になりたいな。


で、この人は、30代後半で、アメリカに渡って、先生になられているので、オイラにも勇気を与えてくれる。オイラもかなり年齢を重ねてから、研究の道に戻ってきているので、そういった意味では、非常に勇気になる。最近では、はじめるのが遅すぎたという言い訳をしたくなるときもたくさんあるけど、そこまで努力しているか?と問われると、ちょっと疲れると巡回などしてしまい、そして、巡回に疲れたりしている。

って言うことで、明日のディスカッションに備えて、今から定理を仕上げます。


この放送の再放送があれば、見ることを強く強く強くお勧めします。うたばんもいいけど、これは人生に役立つ。そして、試作品もめちゃくちゃ面白い。未来の技術は面白そうです。