エッグ・キャナァーリ倶楽部とかについて


ちょっと思うことを書いてみます


現場に行っていないので、妄想ではあるんですけど。


人と言うのは、環境に対して適応性がかなりあり、同じような環境に対しては警戒心や刺激等が薄れるようにできている動物だというのは共通認識だと思います。


この環境に適応した状態で、ある程度の利益を確実に得ることができ、かつファンも満足している状態は、定常状態とも言え、企業側にもリスクが少なく、ある程度の理想的状態なのではないでしょうか?


一方、自分の限られた社会経験から得た限られた知見ですが、違った環境では、全く違う成長の仕方をするということ。当たり前のことですが、日々の生活では忘れがちなものです。しかも、荒波に揉まれる経験をあまりしていないと、変化への対応できない状態になりうること。


例えば、秋葉原の小さなお店の中で頻繁にイベントを行う。トークもこなれて、ウィットに富んだ答えなんかして、お客様を喜ばせる。そして、それが続き、こなれた感じになってパターン化して、お客様もそのパターンを楽しむ。そして、しばらくして、それ以外のパターンが存在しない。あったとしても、大きな差はない。全く異なった環境で、イベント慣れした感じで物事を進めると、すでに適応できない状態にまで慣れてしまう場合もある。


例えば、レッスンと言うものをちょこちょこやってはいるが、あまり現場経験はない。あまり刺激のないレッスンを続けていてもああまり面白くないかもしれない。成長も実感しにくいし。いざ現場に出ると、小さなステージでも、イッパイイッパイになる。一方で、大きなステージの後ろで、ちょこっと登場したりする機会ももらえたりする。たまにテレビにちょこっと出たり、珍しいときには大物と共演できたりもする。


前者はポッシやキャナを意識して、後者はキッズやエッグ(ポッシのエッグ在籍時を含む、キャナはスペクラの仕事を含む)のことを意識してはいるんですが、大きな輝きを見せる可能性があるのは、後者だと思うんです。後者は変な慣れみたいなものが積み重ならない、かつ、ホンモノの輝きを知ることにより、自分の目指す輝きみたいなものを強く認識できる。


残念な話ですが、小さな仕事をマジメにコツコツ積み重ねても、大きな輝きを放つ人にはなれないと思います。まぁ、侘び寂びみたいな、奥ゆかしい精神みたいな輝きは得られると思いますし、そういう方向性もありだと思いますが、ここでは、より多くの人を惹き付けるような輝かしい仕事をする人について考えてみたいと思います。


ボクの以前の仕事は、1ヶ月200〜300万円で、自分の経験・アイデア・まとめる力などをクライアントに提供する仕事をしていました。で、2つのチーム(合計10人)をまとめ、この人数で出す一ヶ月あたり2000〜3000万円の成果を、クライアントに納得させたりすることをしていました。製品とかを提供しないで、主にクライアントの手にするものは、考え方だったりする訳です。しかも、クライアント個人の人たち多くの給料は30〜100万円くらいと考えると、こいつらに法外な金を払っているんだから納得させるプレゼンやレポートを作るのは簡単ではないわけです。自分より10歳くらいの人とかも転職でやってきたりして、自分の部下になるわけですが、小さなサイズで仕事をし続けてきた人はこの仕事に適応できなくて、数ヶ月で辞めていく結果となったりします。自分も、その仕事を開始した当初、適応できなくて、退社を決意しましたが、運良く、カリスマ的な人とめぐり合うことができ、その人を見ながら成長することができ、大きな仕事もできるようになりました。良い見本というのは、成長の助けになると思います。


ポッシは、ある意味、ゼロから作っていっているので、スゴイことをしている訳です。一方、ある程度、決まったパターンを続けているが故の、危ない慣れみたいなものがあるかもしれません。例えば、自分がポッシボーを横浜の第2回エッグ新人公演で観たとき、トークとか上手だけど、小さなイベント向きのトークで、こういう上手さって、微妙かもって思いました。ポッシには、開拓者として活躍できるように、事務所の人も仕事内容を、外向きにしていかないと、長くは続かないんじゃないかなぁって思います。既存のお客さんに更なる単価上昇を狙うと、ポッシボーのメンバー自体の大きな成長のチャンスをつぶしちゃうんだと思うんです。


個人的には、キャナに思い入れがあるので、それを前提にした書き方になっちゃいますが、大ヒットを狙えるボーカルユニットだと思うわけです。できたら、どこかのスゴイ歌手のオープニング・アクトか何かで、一度、全国ツアーをして、日本中を飛び回って欲しいかなぁって思います。間近でホンモノの輝きに触れることができ、かつ、より多くのファンの獲得の可能性も増えるし、良い効果をもたらすと思います。キャナにも、単価上昇による利益増大策が見え隠れしていて、事務所の施策による、メンバーの成長の機会を逃してしまうかもしれないって思います。ここで言う成長というのは、小さな成長のことではなく、いわゆる、とんでもないサイズに化けるってやつです。


エッグについては、自分の中では、そんなに焦りはないんですが、一つあるのは、世の中になかなか出てこなくて、タイミングを逸してしまう可能性があること。あるいは、閉塞感みたいなものが漂っているかもしれません。エルダーは重々しくいるし、ワンダでも娘。・ベリ・℃と、ほぼ同年代の人が活躍していて、自分たちの世に出る場所やキャラなんてないんじゃないかという感覚。これは、自分で強い意思を持ち続けるということも重要ですが、世の中の仕組みとして、人より少しだけ一歩前にいると時代の流れと言うものがあって、それにスーッと乗って意外と楽に進めるという事実を見逃してはいけないかもしれません。エッグの子たちは、センパイメンバーの道に早く乗りたいって思ったら、たぶん、意外とつまらない世界しかないんじゃないかなぁって思います。それよりも、現在のエッグのメンバーは自分たちがはじめた道っていうのを作っていって欲しいと思います。例えば、かのんちゃんのブログという道。これは、間違いなく、かのんちゃんがハロプロ内では新しく作っている道だと思います。かのんちゃんは、こういう才能があるので、既存のdohhhupの一部をかのんちゃんたちエッグに開放して、自由に自主制作番組を作っても面白いって思うんです。彼女たちの自由な発想は、おとなたちのつまらない演出の枠を越えたスゴイものが出てくるんじゃないかとワクワクします。