梨の実2


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すみよし< 昨日のり〜ちゃん妄想日記ですが
一見すると、純愛ハッピーエンドなナイスなストーリーなんですが
実はそう単純ではないようなのです
本日はその解説を
模擬さんにお願いします


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模擬< そうなんです。このストーリーは男性が読む場合と女性が読む場合では
受け止め方が全く異なります。男性が読む場合には、まさに純愛で
夢や希望がり〜ちゃんのハートを射止めたと思われるかもしれません
すみよしさんは、お気づきだと思われますが、女性の場合は視点が全く異なり
年下の女性がいかにして男性を手玉に取っていったかのという
より現実的なストーリーと読み取れます


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序盤で、年下のり〜ちゃんは主人公の仕事を待っている際、
退屈そうに見えて実は全く退屈していなかったのです
彼女は、主人公の男性が、高級別荘地帯に別荘を買うだけの余裕があることを知っていて
独身であることについても、噂で知っていました
り〜ちゃんの趣味は、空をボーっと眺めることですが
そんなり〜ちゃんは、主人公の家の明かりがつきっぱなしで
主人公が夜中まで仕事をしている働き者っていうことに気づいていました


待っている時間は、主人公の背後に女性の影があるかのチェックを兼ねていたのです
女性の影がないことは、待っている時間が証明となるわけですから
退屈どころか、ドキがムネムネだったのです
その嬉しさを押し殺すために発した声が
主人公にはちょっとあきらめた声っぽく哀愁を帯びたように聞こえたのは
幸いでした


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お出かけすることになり
選んだ先は教会。
修学旅行的な場所を選んでしまったのは
恋に発展するようにするには
失敗と一見すると思われがちです。
しかしながら、主人公より恋愛経験豊富な中学2年生のり〜ちゃんは
教会こそ男性が異常なほど興奮する可能性を秘めた場所はないということを知っています
男性は、体育倉庫や職員室など、あってはならない場所で
そういうシチュエーションになると異常なほど興奮してしまいます
これを専門用語で、ギャップ厨と言います
また、こういう場所での制服は
制服萌えだけでなく
背徳感も手伝いシナジー効果
すなわち1+1以上の効果を発揮します
さらに、シスターっぽい制服に着替える用意周到さもあり
この時点で完全にり〜ちゃんが主導権を握っています
恐るべし、94年組み


しかしながら
「大人なんだから」
という台詞は、逆に子供っぽさが出てしまった台詞です
これは、主人公が勘違いした誘うための台詞としての子供っぽさというわけではなく
打算的な行動をしているのを隠すためにポロッと本音が出てしまったところです
大人の女性は、打算的な行動に関して罪悪感を一切感じないので
このような台詞は言いません
この辺は、り〜ちゃんが純粋な一面を覗かせます


また、この時点で、堕ちたと確信しているり〜ちゃんは
単純に遊びたくなっちゃいます
そこでプールに行くわけですが
ちょっと、自信がなくなることがおきます


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同級生の場合、水着姿のり〜ちゃんを見ると
プールから上がれなくなっちゃうくらい
やばいことになっているんですが
この主人公は先走っているようには見えません
ひょっとしたら、主人公はり〜ちゃんに興味がないんじゃないかと
自信がなくなってしまったわけです



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そこで、もう一つの趣味である
魔女に関する技術を試してみます
まず、帰り際、わざわざ芝生に座ります
主人公は坂の下から上がって来るのですが、
わざわざ左ひざを立て
チラリズムを演出します
主人公は、チラ見しつつ坂を上がってきます
当然、り〜ちゃんはチラ見されていることに気づいていますが
狙っているので、もうちょっと風が吹いた方が神展開だなぁとか思っているのです



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そんな中、主人公にキザな台詞を言わせることに成功します
この時点で、主人公が落ちたことを確信して
それでいて、チラ見していたのに、キザなことを言っているギャップに
笑いをこらえているのです
この微笑を、主人公は、自分の台詞に喜んでくれているんだと勘違いしています


り〜ちゃんは、手に入ったことを確信している訳ですが
これだけでは満足しません
主人公が将来に対する希望をり〜ちゃんに約束しようとしますが
り〜ちゃんは明日の希望より、今日の欲望を満たしてくれること
そして、それが明日以降に繋がっていくことを確かめたいのです


り〜ちゃんの最終審査は、キスの上手さでした
キスで、相手に対して、どれだけ喜ばそうと努力する姿勢を示したかチェックした訳です
このキスが自分勝手だったりした場合には、り〜ちゃんは主人公を最終審査で落選させるのです
主人公にとって幸運だったのは、審査されていることに気づかず、
必死になったり〜ちゃんを元気付けようとした優しさに包まれたキスをり〜ちゃんにしたこと
そして、自分に自信がなかったのか、欲望にまみれたキスをした訳ではなかったのが評価されたポイントでした



老婆となったり〜ちゃんは、主人公の男性が
この話を2人の孫に話しているのをキッチンで聞いており
り〜ちゃんの思い通りの展開だったことに
主人公が未だに気づいていないことに対して
主人公が今でも子供なんだなぁとニンマリしています



さらに、2人の孫娘は小学校4年生と5年生なのですが、
主人公が女心を分かっていない子供だなぁと
すでに見切っているのです



ちなみに、その後のり〜ちゃんと僕との関係は
こんな感じになっちゃいました(はぁと)

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ちなみに、5教科の中で国語が一番苦手で
小説に至っては、センター試験
半分以上の点を取れませんでした
それは、小説と関係なく
自分の妄想の世界に入ってしまい
選択する際、自分ならどうするか?
と答えてしまうんです
心理テストじゃないのにω