どうでもいい話


Coachという言葉があります。


社会活動では、特に組織を伴う場合、Coachすなわち、訓練や指導が密接に関係しています


学校なら、先生と生徒、会社なら上司と部下、スポーツなら監督と選手、歌ならディレクター/ボイトレと歌手に、このcoachの関係が見受けられます


Coachの主な意味としてイギリス英語では
1. スポーツにおける訓練
2. 個人指導(勉強面)
3. 長距離バス
4. 客車(列車の)
5. 馬車
6. 一番安い飛行機の座席
があり、そのCoachという言葉は、騎馬王国のハンガリーに語源を持っているらしく、Kocsという町の馬車(kosci)を意味しているらしい。
アメリカのハンドバッグなどのブランドのCoachのロゴには馬車が描かれている



指導・訓練、そして、馬車という言葉には一見関係性がないように見えるかもしれないが、実は、深い関係があったりする。19世紀にOxford大学で、勉強のチューターのことをコーチと呼ぶようになった。これは、習う人が目的地にたどり着けるようにという意味から取られている。また、馬車の運転は技術を要するので、コーチという言葉に訓練という意味が重なった。


日本での多くのコーチ(せんせー・上司等)は、訓練・指導という行動面に目を向けがちで、「目的地にたどりつけるように」という目的自体をおろそかにしているのを自分としては経験してきた。自分が、会社で上司という役をしていた時、目的地に連れて行くというよりは、グループのゴールに向かって仕事を割り振り、サポートしていった感じだった。半分正しいと思うけど、個人個人のゴールにはあまりシンクロしていなかったかもしれない。自分の部下になった人には、中長期のゴールを聞いて、それに添うように仕事を割り振ろうとしていたんですが、あまりみんな話してくれないんですよね。


どうでもいい話なんですが、なんか、巡回先でちょこっと語源のことを読んで、ちょっと書いておきたくなったので、書いてみました