momo

http://www.helloproject.com/schedule/01/01/list03.html

詳細のちほど。
ももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももちももち

ぜったい買います。

追記

うぁーーーーん、さっちゃん良かったね！

さっちゃん。

桃子ネタスレ保管より
http://momothread.web.fc2.com/top.html

119 ：名無し募集中。。。：2007/04/28(土) 21:32:10.90 0
今年初めて任された6年生のクラスも2ヶ月がたち
ようやく生徒一人一人の性格も掴めてきた
今週からはいよいよ二者面談が始まった
進学を控えた母親たちの話を聞くことを思うと
仕事ながら気が重い

初日の面談も最後の一組
沈んでいた気を奮い立たせ母娘を迎える

幸子という今時珍しい古風な名前のこの娘は
手の掛からないいい娘だった
両親の愛情をいっぱいに受けて育ったことがよくわかるような
いつもニコニコした明るい笑顔を見せる女の子
その笑顔を思い出すと少し気が楽になった

120 ：名無し募集中。。。：2007/04/28(土) 21:32:56.48 0
母親も娘と同じく常に明るい表情を浮かべた女性だった
ひとしきり進路の話を済ませ
今度は娘のほうに話を振る
「さっちゃんは将来何になりたいの？」
「歌手！」
勢いよく即答すると母親のほうに視線を向け言葉を続ける
「先生聞いて！
　うちのママ昔歌手だったんだよ！
　だから私も歌手になるんだ」
目を輝かせながら話す娘を見つめ母親は恥ずかしそうに
「余計な事言わないの。もう、恥ずかしい
　大したことじゃないんですよ、先生」
と顔を赤らめる
その少し照れた笑顔を見て急に記憶の糸がつながった
オレは以前もこの笑顔に癒されたことがある
この笑顔に助けられたから辛いことも乗り越えてこれたのだ

面談後教室を出て行く母親に声をかける
「さっちゃんの夢　叶うといいですね」
「もう、あの娘私に似て口ばっかり達者で・・・」
「きっとお母さんに似た素敵な歌手になりますよ」
「そんな、また･･･」
恥ずかしそうに顔を覆った手から不自然に立った小指を見つけ
俺は思わず噴き出してしまった

408 ：名無し募集中。。。：2007/05/03(木) 23:47:32.23 O
186の番外編

休日の昼下がり桃子と幸子が商店街を歩く
「ねぇ幸子 夜は何食べたい?」桃子が尋ねる
「ハンバーグ」それならひき肉が必要…茉麻の店で買おう
ついでに茉麻に美味しいハンバーグのﾚｼﾋﾟも訊こう
この街に来てから茉麻のおかげで得意料理がずいぶん増えた

茉麻は今日も笑顔で出迎えてくれた「今日はハンバーグなんだ」
桃子が言うと茉麻は合い挽き肉200gを包んでくれた
「あのね茉麻ﾊﾝﾊﾞｰｸﾞ作るといつも中がﾊﾟｻﾊﾟｻなんだ ｺﾂを教えてよ」
桃子が言うと茉麻は快く教えてくれた
「最初ﾌﾗｲﾊﾟﾝで焼くじゃん この時に表面だけ火を通すの」
「あとは7分くらいｵｰﾌﾞﾝで焼くと肉汁を逃がさずﾌﾜﾌﾜに出来るよ」
家に帰って桃子は早速ハンバーグ作りに取り掛かる
タネにソースとケチャップを混ぜるのも茉麻直伝だ

出来上がり「いただきます」の声と同時にハンバーグを切ると
まるで洪水のように肉汁が溢れ出た
「凄いよお母さんﾚｽﾄﾗﾝみたいだね」
ﾚｽﾄﾗﾝなんて連れてったことも無いのにそんなことを言う幸子
そんな幸子を笑いながら桃子も一口食べた
「本当にﾚｽﾄﾗﾝみたい!…茉麻ありがとう」

593 ：名無し募集中。。。：2007/05/07(月) 21:43:08.77 O
その日も私は母の写真集を見ていた
明るいハワイの太陽の下で母はそれに負けないくらい明るい笑顔を見せている
今の私とそう変わらない歳の母の水着姿を見るのは少し恥ずかしくもある
母のほうも私が小学生のとき一度見せてくれたきりで箱の中にしまいこんでいた

もう一度見たいと思った私はその箱を探りだし 母の不在時にときどき見るようになった

全身で喜びをあらわす姿を見るとこちらまで楽しい気分になる
特に両手小指だけでなく足の小指まで立っているショット(何か細工しているみたい)は
情けなくも笑える一品だ

この人はほんと幸福感を与えてくれる
私の気持ちをポジティブに変えてくれる

お色気はあまりないと思うけどどうなんだろう
男の人の見方はちがうのかもしれない

594 ：名無し募集中。。。：2007/05/07(月) 21:45:31.57 0
幸子それうｐ！

597 ：名無し募集中。。。：2007/05/07(月) 21:56:53.32 O
いつものように暖かい気持ちに浸っていて
ふと箱の中に大きな書類袋があるのに気がついた

これまでから入っていたのかな? 今まで気づかなかった
袋には母の汚い字で大きく「ボツ」と書いてある
写真が入っているような感じ
お? ひょっとしてヌード?(*^_^*)
どきどきしながら中を見た

お母さんごめん

606 ：名無し募集中。。。：2007/05/07(月) 23:13:17.39 0
なんだ…期待に反してなんでもない写真だった
しかし何枚もめくっていくうちに気がついた
ここには写真集のような笑顔がない

怒り泣き不貞腐れ険しい表情の少女がいた
私が一度も見たことのない表情…
私の知っている母は写真集の明るい少女だ
あの太陽のような写真集を作るために陰の部分をすべてここに押し込んだのだろうか

芸能界ってそんなに恐ろしいところなのだろうか
こんな感情を抑えてあんなに明るく笑う母が恐ろしい
写真の中に一通手紙があった
書いてみたものの出せなかったのだろうか

舞波へ
卒業おめでとう
舞波はいつも桃にわからないところとかいろいろ聞いてくれて
すごく可愛くて桃の妹って感じでした
だから舞波が苦労しているのを見てとことん付き合うつもりだったよ
でも舞波は卒業を選んだね

舞波が卒業して普通の中学生になるなら
卒業しない桃は普通じゃない中学生になるよ
舞波は桃の分まで普通になってください
桃は舞波の分まで普通じゃない人になります

607 ：名無し募集中。。。：2007/05/07(月) 23:18:52.92 0
プロに徹する決心！！キターーーーー！！！

609 ：名無し募集中。。。：2007/05/07(月) 23:38:17.77 0
いやまったく…普通じゃないよお母さん
よく分からない文章に苦笑してしまった

さらに写真をめくっていきながら私は突然気づいた
今　私は遠い世界のように考えていたけど
母は私の母だ　すぐそばにいる
写真集と変わらない笑顔で

あの笑顔の陰にどれだけのものを隠してきたのだろう
はっきり言って私の家は他より恵まれてはいない
慣れてはいるけどそれでもやっぱり母に当たることもある
いつも笑顔の母に「お母さんみたいに能天気になれない」と言ったこともある
なんてひどい言葉だろう

私は再び写真集を開きながら涙がこぼれてしかたがなかった
最後のページに母の書初め「人生幸せ」の写真がある
今までそれこそ能天気の象徴のように受け取っていた

お母さん　ここに書いた「人生」は誰の人生なの?
お母さんは今でも力の限り幸せを運ぼうとしてるんだね

私はこんなに近くにいながら今まで何を見ていたのだろう
もう涙が止まらなかった

610 ：名無し募集中。。。：2007/05/07(月) 23:40:29.79 0
ひとしきり泣いてから私は決めた
もう泣かない

母が人に笑顔を運ぶなら私は母に涙を運ぼう
母が心置きなく泣き怒ることができるようにがんばる
普通じゃない母は全世界を相手にしてるけど
私は母ひとりが相手だ

お母さん　人生幸せだよっ

611 ：名無し募集中。。。：2007/05/07(月) 23:42:52.32 0
.　　　　　　　　｡::+｡ﾟ:゜ﾟ｡・::｡.　　　　　　　 .｡::・｡ﾟ:゜ﾟ｡*::｡.
　　　　　 .｡:*:ﾟ:｡:+ﾟ*:ﾟ｡:+｡・::｡ﾟ+:。　　 ｡:*ﾟ｡::・｡*:｡ﾟ:+ﾟ*:｡:ﾟ:+:｡.
ｳｪ━.:・ﾟ:｡:*ﾟ:+ﾟ・｡*:ﾟ━━━━ﾟ(ﾉД`)ﾟ━━━━ﾟ:*｡・ﾟ+:ﾟ*:｡:ﾟ・:.━ﾝ!!
　 ｡+゜:*゜:・゜｡:+゜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　゜+:｡゜・:゜+:゜*｡　　　　　ｵﾎﾞﾚﾙ
.:*::+｡゜・:+::*　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 *::+:・゜｡+::*:.´Д｀;)ﾉ
・ ﾟ ゜ﾟ ・*+:｡。.。｡:+*・ ﾟ ゜ﾟ ・*+:｡。.。｡:+*・ ﾟ ゜ﾟ ・*+:｡。.。｡:+*・ ﾟ ゜ﾟ ・*+:｡。.。｡:+*
ﾟ ゜ﾟ ・*+:｡。.。｡:+*・ ﾟ ゜ﾟ ・*+:｡。.。｡:+*・ ﾟ ゜ﾟ ・*+:｡。.。｡:+*・ ﾟ ゜ﾟ ・*+:｡。.。｡:+*・
ﾟ ・*+:｡。.。｡:+*・ ﾟ ゜ﾟ ・*+:｡。.。｡:+*・ ﾟ ゜ﾟ ・*+:｡。.。｡:+*・ ﾟ ゜ﾟ ・*+:｡。.。｡:+*・ ﾟ ゜
*+:｡。.。｡:+*・ ﾟ ゜ﾟ ・*+:｡。.。｡:+*・ ﾟ ゜ﾟ ・*+:｡。.。｡:+*・ ﾟ ゜ﾟ ・*+:｡。.。｡:+*・ ﾟ ゜ﾟ ・

612 ：名無し募集中。。。：2007/05/07(月) 23:44:28.81 0
幸子、モームスの１５期オーデ受けろよ

837 ：名無し募集中。。。：2007/05/12(土) 01:35:10.37 0
桃子写真集最終頁

追追記
この妄想ネタも大好きです。

お母さんの思いで6年3組　　嗣永桃子

幼い頃に父が亡くなり、母は再婚もせずに私を育ててくれた。学もなく、技術もなかった
母は、個人商店の手伝いみたいな仕事で生計を立てていた。それでも当時住んでいた
土地は、まだ人情が残っていたので、何とか母子二人で質素に暮らしていけた。

娯楽をする余裕なんてなく、日曜日は母の手作りの弁当を持って、近所の河原とかに
遊びに行っていた。給料をもらった次の日曜日には、クリームパンとコーラを買ってくれた。

ある日、母が勤め先からモーニング娘。のコンサートチケットを2枚もらってきた。私は生まれて初めての
モー娘観戦に興奮し、母はいつもより少しだけ豪華な弁当を作ってくれた。

会場に着き、チケットを見せて入ろうとすると、係員に止められた。母がもらったのは
招待券ではなく優待券だった。チケット売り場で一人1000円ずつ払ってチケットを買わ
なければいけないと言われ、帰りの電車賃くらいしか持っていなかった私たちは、外の
ベンチで弁当を食べて帰った。電車の中で無言の母に「楽しかったよ」と言ったら、
母は「母ちゃん、バカでごめんね」と言って涙を少しこぼした。

私は母につらい思いをさせた貧乏と無学がとことん嫌になって、一生懸命にレッスンをした。
キッズオーディションに合格し、映画で主役も張った。ZYXにも選ばれ、母にCDデビューを見せて
やることもできた。

そんな母が去年の暮れに亡くなった。死ぬ前に一度だけ目を覚まし、思い出したように
「モー娘｡のコンサートごめんね」と言った。私は「楽しかったよ」と言おうとしたが、最後まで声にならなかった。