つづき
May 05 [Sat], 2007, 11:05
ttp://yaplog.jp/mary-love/archive/365
今日は、博物館に行ってきた。なんでも、俺は社会の授業が得意だからっていうことで、博物館の案内人ということで、佐藤に誘われた。俺は、そんなに暇じゃないんだよって思いつつ、佐藤と2人で話したことがないので、少し緊張して駅に行った。待ち合わせの時間に遅れること5分、佐藤はやってきた。でも、なぜか、理子と手をつないできている。
理子「ごめんね〜、おじゃましちゃったかな?」
って、言ってきた。
なんか変な期待をしていると思われるのも癪だったので、
「お前も俺様の授業が受けたくて来たのか」
って強がって見せた。
何がおかしかったのか、終始、佐藤はニコニコしていた。
「ねぇねぇ、私たちの写真撮って〜」
俺は、写真係かよって心の中で文句を言いながら、
「ハイチーズ」
って、古臭い言い方で写真を撮ってみた
帰りの電車も理子は一緒だったが、途中で何か用事があるってことで、そこで理子とは別れた。
その後、なぜか、佐藤と俺は沈黙に
沈黙が何を話せばいいのか分からなくさせ、ちょっと気まずい雰囲気が
家の近くの交差点まで無言が続き、俺は
「じゃぁ」
って言った。佐藤は、
「うん、今日はありがとうね」
と言い、俺は家に向かって歩き出す。
すると、
「ねぇっ」
って佐藤が呼ぶ。
「今日は理子を勝手に連れてきてゴメンね」
なんか、2人で話すと沈黙しちゃうかなぁって思って。
あまりにも図星で、一瞬ドキッとした。そんな心の内を読まれるのも嫌だったので、
「そんなの関係ねぇ」
と冗談交じりに言ってみた。
「あぁ、良かった。もしかしたら怒ってるかなぁって実は気になったりしてたんだゾ。今度は2人でどっか行きたいね」
俺は、なぜか次に会う約束をして、別れた。ただ、次に会う約束があるのって、なんかいいもんだなぁって思っていた。